ようやく暖かくなってまいりました!それでも昨日は雪が降り景色はまだ冬ですが。。。

道路は脇道以外はアスファルトがみえて走りやすいですねー

さてさて表題の件ですが皆様待望のオホーツク海の毛蟹漁が今週より始まりました!!

今年は流氷がいい感じで居座ってくれたので豊富なプランクトンが蓄えられ、

毛蟹達の栄養にとてもいい影響が与えられたのではないかなと。

まだ雄武・枝幸のみで量は少量ですが、これから沢山の水揚げが予想されます!

これからの漁獲量などをみて、近日中に「置戸市場かに祭り」の日程等を決めて発表したいと思います。

そういうわけで本日のお魚ちゃんというかお蟹ちゃん「毛蟹ちゃん」です。

毛蟹 003

毛蟹1

 

やはり毛蟹の魅力は「カニミソ」ですなー。特に雄武・枝幸の毛蟹はミソの入りがばっちりなんですねー。

そこにダキからほぐした身を入れて混ぜ合わせるんですねー

そしたらもう絶品なわけなんですよ。ええ。これ喰って不味いと言った奴は見たことないです。

ちなみにダキとは、蟹の足を外した時に身体の方にある、人間でいう脇腹の部分ですねー

実はこの部分あまり知られてないようで、昔本州に蟹を売りに行った時に説明すると、

多くの人がこの部分を捨ててしまっていたらしいのです。。。

このダキは実は蟹が一番身体を動かしている部分なので筋肉の発達が良く、

それだけ身がプリップリなのです!もう、プリップリなのです!一番美味しいのです!

それを今まで捨ててしまっていたそこのあなた!損してますよ!

ただしガニは食べれません。ご注意を。

また新しい単語が出てきましたね。「ガニ

これは甲羅をパカッと外した時にミソの入ってる部分を覆うようについてる灰色のゴムみたいなやつです。

これは食べて食べられない事は無いんでしょうが、非常に美味しくない。

ゴムをかじってるような食感で味見なんもない。なので食べれませんと表記しておきます。

ダキをしっかり食べて、ガニをしっかり捨てる。これを守ればもう大丈夫。

もう一つ大事な事が。毛蟹を一番美味しく食べる方法は「そのまま食べる」です!

本州の方では毛蟹は鍋に入れてポン酢などで食べるらしいのですが、そんなことをすると

せっかく浜茹でした丁度いい塩分の毛蟹が旨みが抜けてバサバサの身質になってしまいます。

しかもこれから出てくる毛蟹は「春の堅ガニ」とよばれ、身質、身入り、ミソの入りなどが最高なのです!

毛蟹は大体5月中旬から6月にかけて脱皮します。この脱皮は体中の養分を使って行われるのです。

なので脱皮した蟹は通称「若ガニ」と呼ばれ、身もすっかすか、ミソもほとんどないんです。

と言う事は皆様お分かりですね?毛蟹の美味しい時期はいつなのか。

もちろん脱皮前の「今でs・・・」(言わない)

脱皮するために体中に蓄えまくった栄養分をそのまま茹で上げて出荷できるこの時期の毛蟹!でりしゃす!

この堅ガニ若ガニの見分け方はあるのですが、それはまた後日。

なので毛蟹を食べるのはいつ?「今でしょ!」(言っちゃった)

まだまだ語り尽くそうと思えば何ぼでも出てくる蟹の魅力!また今度という事で。

それではしたっけ!!

置戸市場スタッフ K.Y