テレビではいまだに連日夏バテに注意だとか、暑さ対策はこうしろ!という番組がやってますが、
こちら北海道常呂郡置戸町はすでに夏というよりは秋です。
夜も寒くてストーブを点火して、分厚い布団をかけて寝てるくらいです。
置戸町境野のアメダスでは13.4℃ですからね。朝方。
短い夏も終わり、甲子園では東海大相模と仙台育英が深紅の優勝旗を争っていますが
これから迎えるのは「秋」ですよ。「秋」。
はい、もちろん「食欲の秋」ですね!
美味しい物が目白押しとなるこの「秋」ですが、その代表格はやはり「秋刀魚」ですかねー
秋刀魚なんて美味しくないはずないんです。脂さえのっていれば。焼き方さえ間違えなければ。
「じゃあどうやって脂が乗ってるなんて見分けるのさー」と言われると・・・
ありますよ、ちゃんと見分け方が。
「口の先が黄色く、頭から背中にかけて丸く盛り上がっていて、目の周りが透明なやーつ」です。
このポイントに当てはまっている秋刀魚は「買い」ですな。鮮度も良く脂乗りも良いはず。
それをBBQ(北海道はこんな洒落た言葉は使いません。”焼肉”です)の時に炭火で網焼きしたら・・・
こんなに美味しそうな焼き上がりになるんですよねー。まいうーですよねー。
脂がしたたり落ちて炭の上でジュージューいうわけですよ。その脂に触発されて火力もアップするわけですよ。
そして身を開くとホクホクとした身からじゅわぁぁっと湯気が上がりましてねー
醤油をたらして、そこに山わさびなんていうものをのせちゃってパクっと皮ごと食べるわけですよ。
山わさびのピリッとした辛さの奥からやってくる秋刀魚の脂が口の中に広がり、少々の弾力感の残った身から
あふれ出る旨み。濃厚なのにしつこくない青魚特有の脂はもうやみつきになること間違いなし。
気が付いたらビールがなくなってるわけですよ。知らないうちに。あれっ?っていう間に。
そして残るのは頭としっぽと背骨一本・・・そしてこの骨も炭で焼いてカリッとさせてパクっと食べちゃう!
捨てる所がありませんな―、秋刀魚は。
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ここまで食欲をそそるような、自分で書いていてお腹がすいてきそうな文章を書いておりますが、
わたくし、まだ今年の秋刀魚を味わっておりません。。。だって今年高いんだもん。まだ。
なるべく安価で皆様の台所に届くよう努力しておりますが、まだ高いんですよねー。生秋刀魚は。
わたくしも解凍秋刀魚しか食しておりませぬ。写真は去年の写真ですし。
でも!でもこれからでしょう!秋刀魚が多く水揚げされるのは!本当に水産資源の枯渇が顕著になっております。
特に外国からの輸出規制や隣国での魚消費量が多くなっている現状では、なかなか食べたくても、ね。。。
日本の文化には「旬」というものがあり、「美味しい時に美味しい物を食べる」という考えがあります。
これは実は非常に大事な事で、旬に楽しんでその他の時はあまり獲らない=資源が守られる。
これを最近の食文化や隣国の消費の仕方で乱獲してしまうと、そりゃ資源もなくなりますよね。
(たしかにそんなこと気にしていられないお国事情でもあるんでしょうが)
長くなってきておりますが、「旬には美味しい食材を食べましょう!」と言いたいだけなので。
深くは考えておりません。美食ブームに乗っかって美味しい物をなんでもかんでも食べるより
季節を味わって欲しいなというのが。
そんなこんなで最後に美味しそうな写真を1枚。
た・ら・ば・が・に!といえばお・け・と・いちば!おけといちば!
愉快なたらばと!楽しいたらばが!いぇーい!みんな待てるぜぇ!おけといちば!
北海道民なら誰もが知ってるあのサングラス熊集団が踊るCMのリズムに合わせてどうぞ。
(模倣やトレースやパクリではありません。リスペクトです)
ということで何やら最後はわけがわからなくなって来ましたが(笑)
てなことでしたっけ!!はんかくさい奴になるんじゃないよ!
置戸市場スタッフ K.Y